スコア編
さあ,ボウリング講座のスコア編です.ボウリングのスコア計算は,最近ではたいていコンピュータにより自動化されています.でも,スコア計算の方法を覚えておくと,対戦する時などに,相手とどれだけの差があるか,簡単に計算できるようになります.
スコアの計算方法
ボールを投げると,たぶんピンが倒れます(倒れないかもしれませんけどT_T). その時に,あなたはスコアの計算ができるでしょうか?
昨今では,たいていのボウリング場はコンピュータ化されていると思います. その場合は,もちろんスコア計算はコンピュータにより自動化されています. そのため,スコア計算ができないという人は結構多いと思います.
しかし,ボウリングの常識・楽しみ方の1つとして,スコアの計算は覚えている方がいいです.
スコア計算は絶対に覚えましょう!!
スコアの計算方法が分かれば,競争相手のスコアとの比較もできるようになり,新しい楽しみ方もできます.
スコア計算のポイント
☆ ストライクの場合は,次の2投の合計+10を加算する
☆ スペアの場合は,次の1投+10を加算する
☆ それ以外の場合は,1フレーム中で倒した本数を単純に加える
☆ 10フレーム目は変則で,2投あるいは3投した合計をそのまま加算する
下図の例でスコア計算の練習をしてみましょう.
これは,結構スコアが高いのですが,何点になるか分かりますか?
- 1フレーム目は,1投目がガターで,2投目がファールなので,0点で確定.
- 2フレーム目は,ストライクです. ストライクは,次の2投の結果を待たなくてはならないので,スコアはまだ確定しません.
- 3フレーム目は,8本とスペアなので,まずストライクだった2フレーム目に,3フレーム目の2投分のスコアを加算します. それにより,2フレーム目のスコアは0+20=20となります. さらに,3フレーム目はスペアなので,次の1投の結果を待ちます.
- 4フレーム目はストライクなので,スペアだった3フレーム目には4フレーム目の1投目のスコアを加算して,3フレーム目のスコアは20+20=40となります. ストライクなので,5フレーム目の結果を待ちます.
- 5フレーム目にはダブルです. わーい. そのため,さらに次の投球を待ちます.
- 6フレーム目には,さらにストライクがきてターキーとなっています. ストライクはそれに続く2投分のスコアを加算するので,4フレーム目のスコアは10+10+10で30加算されて,40+30=70となります.
- 7フレーム目の1投目が5本なので,5フレーム目のスコアには10+10+5で25が加算されて70+25=95となります. また2投目が3本なので,6フレーム目のスコアは10+8で18が加算されて95+18=113になります. また7フレーム目の結果はミスであるので,8を加算して113+8=121になります.
- 8フレーム目はスペアなので,9フレーム目の1投目の結果を待ちます.
- 9フレーム目はストライクなので,8フレーム目には20が加算されて121+20=141となります.
- 10フレーム目は,今までとはちょっと変則で,まず1投目がストライクで,それにより9フレーム目からダブルとなっていて,次の1投で9フレーム目のスコアが確定します. 2投目もストライクなので,9フレーム目からターキーとなるので,9フレーム目には30が加算されて141+30=171になります.
- 最後の10フレーム目の計算は,そのまま3投分のスコアを加算するだけです. ここでは,3投ともストライクなので,30を加算します.
以上のようにして,トータルは171+30=201となり,下の図のような結果となります.
ここでは,10フレーム目はストライクが3つありますが,10フレーム目はスペアかストライクでないと,3投目は投げることができません.
スコア計算は,以上のようになります. わかりましたか?
また補足ですが,ボウリングの特別なスコアとしては,
☆ 「パーフェクトゲーム」・・・全部ストライク(12連続!)で,合計は300点
☆ 「ダッチマン」・・・ストライクとスペアが交互に並んだ場合で,合計は200点
なんてものがあります.
パーフェクトゲームは,ボウリングをやる人にとっての一つの大きな夢でしょう.